夫が慢性骨髄性白血病を発症してから、食事内容で困ったことがあります。
- 何を食べてもらえばいいのか
- どの食材が大丈夫なのか
- 外食は大丈夫なのか
そこで今回は、毎日ご飯を作る妻側の目線として、食事で気を付けるようになった4つのことをご紹介します。毎日口から入るものだからこそ、意識したいことをご覧ください。
※慢性骨髄性白血病=CMLと記載。
※以下に紹介する食事についての内容は、あくまで夫に起こった一例です。食事制限などは個人差がありますので決して鵜呑みにしないでください。不安に思うことは必ず医師の判断を仰ぐよう、お願いいたします。
記事の目次
夫がCMLを発症して食事で気を付けるようになった4つのこと
それではさっそく、以下の4項目についてご紹介していきます。
- 食事のバランス
- 体を冷やすものに注意する
- 外食
- タシグナとの飲み合わせ
今回気を付けている食事内容のご紹介について、「○○を食べたからCMLの症状が良くなった」とは絶対言いません。あくまで夫の例に過ぎないからです。ですので、薬に頼らず体の自然治癒力に任せて食事だけで治したい、という方のお力にはなれません。ご了承ください。
それでは、一つずつご紹介します。
食事のバランス
基本的に『まごわやさしい』を意識して料理するようになりました。
まごわやさしい
【まめ・ごま・わかめ・やさい・さかな・しいたけ(きのこ類)いも】ですね。
食事のバランスに気を付けると言うと、基本的なことに聞こえるかもしれませんが
- 肉に偏らずに魚も食べる
- 野菜は多め(生野菜は控えめに)
- 油ものをした次の日は消化に良いメニューにする
などなど、基本的な食事内容『適度にバランスよく、体に負担がかかりにくい食事』をすることが大事だと思っています。
特に、薬の影響で体力が落ちたり体調が優れないときは食べること自体が辛いときもあります。そんなときはお粥にするなど、胃腸に負担がかからないようにすることを意識してます。
体を冷やすものに注意する
妻の私(みたらし)が薬膳の資格を習得してから、『体を冷やす・体を温める』ということを強く意識するようになりました。寒い冬はもちろんのこと、冷たいものが欲しくなる夏も、体を冷やし過ぎないように気を付けています。
- 冷たい飲み物を飲み過ぎない
- 夏は適度に体の熱を冷ます食材を摂る
- 冬は体が冷えやすく、血の巡りが悪くなるので温める
夏は体のなかで水分代謝の働きが悪くなり、夏バテをはじめ様々な不調が起こりやすくなります。体を適度に冷やす寒涼性の食材を摂るなら問題ないですが、度を超えて体を内側から冷やしすぎないようにしましょう。
逆に冬は一年の終わりで体の疲れが出やすい季節です。
寒さの影響で体が冷えやすく、血の巡りが悪くなり活動が低下しやすくなります。温かい野菜のスープや食材で、内側から温めることを意識しましょう。免疫力が落ちて体調が悪くなりやすい季節の変わり目は、特に注意が必要です。
外食
続けて外食で気を付けていることは、柑橘系のメニューは避けるということです。
タシグナの飲み合わせでグレープフルーツは禁止されています。
自炊する分には禁止されている食べ物を摂取しないようにすれば問題ないのですが、外食となると何が使われているか分かりません。隠し味にグレープフルーツの果汁を使ってます!と言われても困るので、夫はなるだけ柑橘系のメニューを控えるようにしています。
タシグナとの飲み合わせ
実は何気に困るのが、タシグナと果物との飲み合わせです。
- グレープフルーツは禁止
- 温州みかんはOK
- いちじくの皮はダメ
- 金柑も怪しい・・・
などなど、参考する情報(ネットや本)によっては、食べても平気なものとダメなものの情報が入れ乱れてます。なので、一度担当医に聞いてみました。
担当医に尋ねた内容や、参考にした情報などは別記事でご紹介しますので、お待ちください。
※追記
ブログの検索で「タシグナ飲んですぐ食事」でアクセスがあり、気になったので追記させていただきます。
夫の場合はタシグナ150mgを1日2回服用してます。(12時間毎)
タシグナ服用1時間前と服用後2時間は水・お茶以外は口にしません。
担当医から「タシグナ服用後のすぐの食事は、薬の作用が効きすぎるので控えてください」と説明がありました。
今のところタシグナ服用後にすぐ食事をすると、どのような症状が出るのか分かりません。ですので、タイミングについて気になる方は、必ず担当医に聞くようにしてください。
以上の4つが気を付けている食事内容になります。
では続けて、5年目を迎えた2016年で、今まで食べて異常が出たものについてご紹介します。
今まで食べたもので異常が出たもの
日常的に食べるもの
- 肉・魚(刺身も含む)
- 野菜
- 果物(柑橘類除く)
- 乳製品・大豆食品
- 発酵食(納豆やキムチ)
- 嗜好飲料(酒・紅茶)
これらを食べて、3か月に1度の血液検査の数値を確認しても、食べて異常が出たものはありませんでした。丸4年を振り返ってみて思い当たるのは、牛乳でお腹壊したぐらいです。(牛乳はCML発症前からよくお腹を壊してた)
※夫の例なので参考程度で鵜呑みにしないでください。
発症当時は薬の影響で体重が減少してましたが、本人(夫)が体力をつけるために筋トレを始めて食べる量を増やしたせいか、毎年引いていた風邪もなくなりました。
免疫力を上げるために体力つける→食事量増える→風邪引かなくなった
このプロセスが正しいかどうかは分かりませんが、2016年時点では風邪もインフルエンザにもならず、至って健康的です。
今回は2012年にCMLを発症してから分子学的寛解に至った丸4年間の、気を付けている食事内容についてお伝えしました。まだ完全寛解と診断されている訳ではありませんが、同じ症状を抱える方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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