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慢性骨髄性白血病だと運動はダメ?旅行は?発症5年目の夫の例

2人の旅行

慢性骨髄性白血病を発症すると・・・

  • 運動や旅行をすることはできるのか?
  • 何か制限はあるのか?
  • どれぐらいの運動量なら問題ないのか?

今回は運動や旅行など体を動かすことについて、慢性骨髄性白血病を発症してから2016年で5年目を迎えた夫の例をご紹介します。

同じ慢性骨髄性白血病を発症している方の、参考になれば幸いです。

※慢性骨髄性白血病=CMLと記載。
※服用薬はタシグナ150mg(1日2錠を2回)

※以下に紹介する内容は夫の例であり、誰しもが可能という訳ではありませんのでご注意ください。可否については担当医の判断を仰ぐようお願いいたします。

CMLの担当医に運動と旅行について尋ねてみた

タシグナを服用し始めたのが2012年。

薬の副作用にも慣れ始めたころ、担当医に普段の運動や旅行などについて制限があるか尋ねてみました。

すると、「特に制限はありません」と淡々と言われました。

食事についても「グレープフルーツとセイヨウオトギリソウは避けてください」と言われただけなので、5年目を迎えた2016年も、特に制限なく普通の生活を送っています。

しかし、普通の生活と言われても分かり辛いと思うので、夫の日常の運動量や、旅行について続けてご紹介します。

 

CMLを発症してからの運動

夫の普段の運動量はあまり多いほうではありません。

  • 腹筋、背筋、腕立てなどの筋トレ(毎日)
  • ランニング(隔週に1度、1時間ぐらい)
  • バドミントン(4ヶ月に1度、2時間ぐらい)

CMLを発症する以前も同じような運動量でした。

タシグナを飲み始め、慣れるまではとても運動など出来そうにありませんでしたが、徐々に慣れるころには以前の運動量をこなしても病状に悪影響は出ていません。

夫に運動することについて聞いてみると、発症してからは運動不足だったせいか体力が落ちたと実感していたそうで、タシグナに慣れ始めてからは以前より積極的に運動するように心がけていると言っていました。

 

登山などのハードな運動

上記の運動の他に、年2回ほど夫婦で登山に行きます。

私たち夫婦は、兵庫県神戸市の王子動物園付近に住んでいるので

  • 阪急芦屋川駅から六甲山を登り、有馬温泉まで下る5時間ぐらいのルート
  • 新神戸駅から森林植物園を通って谷上まで下る5時間ルート

など、近くにある六甲山系をよく登ります。

上り下りがハードな登山でも、下山後に具合が悪くなったということはありませんでした。その後の定期検査でも異常は見受けられなかったので、登山などハードな運動でも問題なく楽しむことが出来ています。

普段の運動については以上になります。では、普段の生活から離れる旅行はどうでしょうか?続けてご紹介します。

 

CMLを発症してからの旅行

ここでは、CML発症後の旅行についてご紹介します。

旅行をすることも特に何も言われていないので、1年に1度は国内や海外に旅行しています。

旅行先で何より気にするのが、食事内容です。

国内の宿泊先であれば、ある程度は事前にグレープフルーツや柑橘類を避けた食事をお願いすることができますが、海外の場合はそうはいきません。

英語メニューがある観光地は自分でグレープフルーツを避ければいいですが、問題は英語圏ではないところに旅行するときです。

2016年の10月時点では、まだ英語圏外に旅行したことがないので何とも言えませんが、将来的に英語圏外に旅行するときは、妻である私が先に食事をして確かめようと思ってます。

それほど神経質にならなくても大丈夫かと思いますが、旅行は普段の生活とは異なる環境に身を置くので、何があっても対処できるように心構えはしっかりしとくべきかと思います。

 

旅行するときに気を付けたい4つのこと

次に、旅行するときに気をつけたい4つのことをご紹介します。

それがこちら

  • 食事内容に注意すること
  • タシグナの飲み忘れに注意すること
  • 暴飲暴食はしないこと
  • よく寝ること

タシグナは1日2錠を2回、12時間ごとの服用になるので環境が変わると忘れてしまいがちです。

特に旅行中は薬の飲み忘れに要注意!!

これはうちも過去に1度あったのですが、旅行先で夜の服用を忘れたことがありました。

旅行先の美味しい食べ物でお腹いっぱいになり、旅の疲れも重なってそのまま寝てしまったのです。幸いその時は何も影響はありませんでしたが、飲み忘れたと言われたときは、私もかなり焦りました。

それからはスマホのアラームを毎日鳴らすよう設定してます。

旅行でテンションがあがり無茶をしがちですが、旅先での体調不良は一番避けたいことなので、食事内容や薬の飲み忘れはもちろん、暴飲暴食・睡眠不足にも十分注意しましょう。

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今回は慢性骨髄性白血病になってからの運動や旅行についてご紹介しました。

あくまで夫の例なので、慢性骨髄性白血病の患者の方全てに当てはまる訳ではありませんが、同じような症状や、運動や旅行について疑問を感じている方の参考になれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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