夫が2012年に【慢性骨髄性白血病】と診断されてから丸4年。
今年(2016年)で5年目に突入しました。
当初から見ると、ここまであっという間だったような、長かったような気持ちになります。
今回は慢性骨髄性白血病の初期症状や、5年が経過するまでに今までに起きた症状などについてご紹介します。これからご紹介する記事内容が、全ての方に当てはまるわけではありませんが、こんなケースもあるんだと参考になれば幸いです。
※慢性骨髄性白血病=CMLと記載。
※以下に紹介する内容はあくまで夫に起こった一例です。初期症状・薬の副作用は個人差がありますので決して鵜呑みにしないでください。不安に思うことは必ず医師の判断を仰ぐよう、お願いいたします。
記事の目次
慢性骨髄性白血病の疑いがある初期症状
【CMLの疑いがある初期症状】
- 体重減少
- 体の倦怠感
- 微熱
- 食事中にすぐ満腹になる
- 寝汗
これらの症状があれば、CMLが疑われますが・・・
夫はどれも当てはまらず、自覚症状はありませんでした。
少し変だと思ったのが、春から夏にかけて月に2度ほど座ってても起こる目眩があったそうです。目眩はあるものの、自覚症状がほぼない状態でどうやってCMLが発覚したかというと・・・
1年に1度の、会社の健康診断で数値の異常が発見されたのです。
CMLの発覚は会社の健康診断
毎年ある会社の健康診断で「白血球の数値に異常がある」という報告を受け、翌日大急ぎで紹介状をもらい、神戸市立医療センター中央市民病院へ向かうとCMLと診断されました。
通常値の3500~9800μLを大きく上回る結果が出ていたのです。
実は前日に夫が自分で調べて「たぶん白血病かも」とは聞かされていたので診察室で動揺はしませんでしたが、いざ診断が下されると逃げようのない事実が突きつけられるので、やはりショックでしたね。
何より「この先、夫の体はどうなるんだろう」という不安のほうが強かったです。
すぐに入院が必要という差し迫った状況ではありませんでしたが、抗がん剤を服用しながらの治療が始まることになりました。
そんなCML発覚後、薬(タシグナ)を服用し始めてからはどんな症状が起こったのか、続けてご紹介します。
CML発覚後、タシグナを服用し始めてからの症状
1日に2回、薬(タシグナ)を服用するようになってから
- 頭痛
- 膨満感
- 吐き気
これらの症状が2週間ほど続きました。当初を振り返ると「やはり薬の飲み始めが一番しんどかった」と夫は言います。
抗がん剤ですから、それだけ強い薬だと言うことですね。
食べないと体力も削られていくので、何とか食べれるように味を薄くしたお粥を作ったのを今でも覚えてます。
【タシグナの影響】
- 顔や手足のむくみ
- 上半身に発疹が出る
- 頭部に湿疹・できものができる
- 体毛が薄くなる(脱毛症)
- たまに膨満感が起こる
副作用としては、これらの症状が起こりました。
特に頭部の湿疹(吹き出物のようなもの)は5年目に突入した今も症状としてあります。特別辛いという訳ではないようですが、やはり気にはなるようです。
では5年目を迎えた現在はどんな症状が起こっているか、続けてご紹介します。
丸4年が経過して5年目現在の症状
5年目の現在は
- 吹き出物が出やすい(頭部・髪の間にできやすい)
- 体の発疹
- こむら返り(就寝時によく起こる)
気になる症状としては以上の3つがあります。
体の発疹はタシグナを服用し始めてから痣のように同じ箇所に残ってますが、それでも当初よりだいぶ薄くなり、目立たなくなってきました。
丸4年の間で、風邪を引いたり膨満感が起こったりと言うのはありましたが、病院に駆け込むような重篤な症状が発生したことはなかったです。
こむら返りの対処法
続けて、就寝時に突然起こる『こむら返り』の対処法をご紹介します。
- 就寝前にコップ一杯の水を飲んで寝る
- こむら返りが起きたときは、温かいタオルで患部を温める
水に濡らしたタオルをしぼり、600Wのレンジで20秒ほど温めると丁度いい温度になります。
5年間でこむら返りになったのはトータルで10回にも満たないので重要視しなくても問題ないですが、突然起こっても対処できるように患部を温めるということは覚えておきましょう。
生活の中で気をつけていること
日々の生活のなかでは次の3つに気を配るようにしてます。
- バランスよく食事をする
- 適度に運動をする
- 暴飲暴食はしない
基本的なことかもしれませんが、ついおざなりになってしまいますよね。
でも実は、この基本的なことが何より重要だったりするんです。
自分が薬膳の資格を習得したからと言うのもあるんですが、食事は野菜を多めで「まごわやさしい」を基本にバランスを意識するようになりました。
いま現在(2016年10月)の時点で、タシグナを服用しなくてもいいという状態ではありませんが、病状としては落ち着いている状況にあるので、このまま服用をやめられる結果になるのを待つばかりです。
今回は慢性骨髄性白血病の初期症状から、タシグナを服用し始めてから5年目を迎えた体の症状をご紹介しました。
紹介した内容が必ずしも当てはまる訳ではありませんが、一参考として見ていただければ幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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